Reactive Tokens and Gender in Japanese Conversatio
(和題:日本語の会話における反応符とジェンダー)

修士課程 作田千絵
【発表要旨】
 日本語の会話における反応符(Reactive Token)の使用とジェンダーの関係について再考を試みる。反応符(Clancy et al, 1996)は、「あいづち」などの用語で括られることもある、会話中に聞き手によって発話される短い発話である。これまでの研究から、言語間においても、また同一言語内でも様々な要因によって、反応符の使われ方が異なってくることが知られてきた。話者のジェンダーも反応符の特徴を左右する要因であることが、特に英語に関する研究を中心に論じられ、日本語においても反応符が女の話者により多くみられるとの主張がFuro(2000)においてなされている。本発表では、この研究において少々問題と思われる分析の手法をやや改善した上で会話を再検討することで、本当にそのような差があると言えるのかについて再考察を試みる。
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