東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
昨年度に引きつづき、萩原朔太郎のテクストを中心に、詩的言語の生成について、批評理論を参照しながらテクストを読む。初期の作から後期のものまで、『月に吠える』『青猫』「青猫以後」『氷島』から、広範囲のテクストを扱う予定。とり上げる作品によって、関連する別の詩人のテクストを読む機会もつくりたい。
参加者が確定してから具体的な計画を立てる。
・詩的言語について
・批評理論と詩的言語
・萩原朔太郎と口語自由詩の成立
・『月に吠える』『青猫』「青猫以後」、『氷島』
・テーマ批評
・精神分析批評
・カルチュラルスタディーズ
・ポストコロニアリズム
・フェミニズム批評
など
授業参加者がそれぞれの関心に引きつけて、詩のテクストの分析を行う。発表を受けて、自由に意見を交わし、テクストのさまざまな読みの可能性を探る。
授業参加とレポート
岩波文庫、三好達治編『萩原朔太郎詩集』を用意しておくこと。
適宜指示する。
初回授業は10月3日です。 授業参加度を重視するが、予備知識は必要ない。