東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
20世紀最大の芸術・思想・文化運動ともいえるシュルレアリスムを率いたアンドレ・ブルトン(1896-1966)の著書『魔術的芸術(L'Art magique)』(1957)を、フランス語原文で精読する。
最初の2、3回はシュルレアリスムの概説、取り上げるテクストの周辺についての情報提供などにあて、そのあと受講者の発表と討論で授業を進めてゆく。
受講者はテクストの担当部分の日本語訳を作成し、授業でこれを配布したうえで発表することが求められる。
発表と授業への参加度によって評価する。場合によってはレポートを課すことがある。
コピーで配布する。
アンドレ・ブルトン『魔術的芸術』(河出書房新社、新装版、2017)等。その他、適宜授業で指示する。
邦訳を参考にしてもよい。また、やや難易度の高いテクストなので、授業中に辞書による確認の必要が生じる場合が想定されるため、辞書を持参することを推奨する。