東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
「写真」というテクノロジー・メディアについては、1830年代から現在にいたるまで、さまざまなかたちで論じられてきた。この授業では、とりわけ20世紀に書かれた代表的な写真論を邦訳で講読し、議論していくなかで、写真をめぐる理論的考察の歴史とその射程について検証する。ベンヤミン、クラカウアー、ロラン・バルト、ソンタグ、ブルデュー、フルッサー、ロザリンド・クラウスを取り上げる予定。
1.イントロダクション
2.ベンヤミン「写真小史」1
3.ベンヤミン「写真小史」2
4.クラカウアー「写真」1
5.クラカウアー「写真」2
6.ロラン・バルト『明るい部屋』
7.ソンタグ『写真論」1
8.ソンタグ『写真論』2
9.ブルデュー『写真論』1
10.ブルデュー『写真論』2
11. フルッサー『写真の哲学のために』
12.クラウス「写真とシミュラークルについての覚書」1
13.クラウス「写真とシミュラークルについての覚書」2
演習形式で進める。
平常点と期末レポートで評価する。
コピーを配布する。
授業内で指示する。
特になし。