東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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言語態研究基礎 (批評理論入門――アントワーヌ・コンパニョン『文学をめぐる理論と常識』を読む)

  • 科目コード: 08C1601
  • 開講学期: A1A2
  • 曜限: 月曜3限 Mon 3rd
  • 教室: 駒場8号館 8-321
  • 単位数: 2
  • 担当教員: 郷原 佳以

授業の目標・概要

フランス文学研究の第一人者による批評理論の概説書を読みながら、文学テクスト分析に必要な方法論や概念を学ぶ。

授業のキーワード

  • 批評理論
  • critical theory
  • 担当者
  • 方法論
  • 参考文献

授業計画

導入および問題点の提示の後、担当者を決め、アントワーヌ・コンパニョン『文学をめぐる理論と常識』(原書1998年、中地義和・吉川一義訳、岩波書店、2007年)を読み進め、文学理論における代表的な概念(文学、作者、世界、読者、文体、歴史、価値)をめぐってこれまでどのような議論が戦わされてきたのかを学ぶ。

授業の方法

担当者を決め、上記書籍を2回に1章程度、読み進め、議論する。中間レポートでは、トピックをひとつ選んで要約のうえ、その可能性や疑問点をまとめる。また、後半の授業でそれを発表する。期末レポートでは、批評理論をひとつ選び、それをもとに、自分で選んだ文学作品を分析する。

成績評価方法

発表、議論、中間レポート、期末レポートにより総合的に評価する。

教科書

アントワーヌ・コンパニョン『文学をめぐる理論と常識』中地義和・吉川一義訳、岩波書店、2007年。

参考書

上記教科書の参考文献。

履修上の注意

言語態・テクスト文化論コース内定生向け必修科目。