東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
言語学を専門とする学生のための「はじめの一歩」の言語学入門として、中心となる6分野(音声学、音韻論、形態論、統語論、意味論、語用論)のうちの意味論と語用論を扱う。言語学、言語哲学において発見されてきたこと、議論されてきたことを幅広く概観する。
1 意味とは何か
2 Compositional semantics
3 Compositional semantics の続き(副詞の解釈、慣用句)、外延と内包(固有名)
4 名詞的表現の意味(aとthe、bare NPs、ガとハ、fewとa few、…)
5 単語の意味に見られる規則性(Stuff of Thought、テイル、thematic hierarchy…)
6 代名詞、量化、直示 (deixis)
7 会話の含意、試験の配布と解説
講義形式と演習形式をとりまぜて行う
学期中に何度か提出してもらう課題と学期末試験によって総合的に評価する
V. Fromkin, R. Rodman and N. Hyams (2014) An Introduction to Language, 10th edition, Cengage Learning (注:学期が始まるころには既に第11版が出版されているものと思われるが第10版を用いる。生協で購入すること。)
特になし。
特になし。