言語学を専門とする学生のための「はじめの一歩」の言語学入門として、中心となる6分野(音声学、音韻論、形態論、統語論、意味論、語用論)のうちの形態論と統語論を扱う。
基礎知識をきちんと獲得すると同時に、さまざまな言語現象のおもしろさ・不思議さに目を開くこと、そして言語分析を行う手順と議論の立て方を身につけることを目指す。
1.言語学とは
2.形態素とは
3.語の内部構造
4.語形成規則
5.文の階層構造
6.主要部と補部
7.依存関係
講義形式と演習形式をとりまぜて行う。
積極的な授業参加、適宜課す課題、定期試験などによって総合的に評価する。
V. Fromkin, R. Rodman and N. Hyams (2014) An Introduction to Language, 10th edition, Cengage Learning
(注:学期が始まるころには既に第11版が出版されているものと思われるが、第10版を用いる。生協で購入すること。)
『チョムスキー理論辞典』原口庄輔他(編)研究社、1992年、または、
『チョムスキー理論辞典:増強版』原口庄輔他(編)研究社、2016年
など。
初回の授業までにChapter 1の1ページから15ページ上の区切りまでを読み、内容を理解しておく、あるいは何が分からないかはっきりさせておいてください。
・余裕/関心があれば同章の他の箇所にも目を通すことが望ましい。
・細かい単語などよりは、何が重要なテーマになっているかを把握するように。
・本文を読んでも分からない用語などは、言語学関係の事典類で調べることが望ましい。