東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
本演習では、東アジア・北西太平洋に存在する複数の多言語社会に関する理解を深めていくことを目指す。琉球語が話されている地域や、在日中国人・台湾人、朝鮮・韓国人、ブラジル人、スペイン語系中南米出身者、ロシア人、インドネシア人などの移民コミュニティ、ピジンやクレオールの存在が報告されているミクロネシア、台湾、中国、韓国、日本で、これまでどのような社会言語学的研究がなされてきたのか、そして今後どのような研究が必要とされているのか等を考察・議論していく予定である。詳細については開講時に説明するとともに、履修者とも相談の上、決めていくこととする。
初回の授業で配布する。
本演習は、学生主体の輪読・議論を中心とするセミナー形式とする。予めディスカッションリーダーを決め、担当箇所を準備してもらう。発表の際、論文の内容を把握したうえで要約し、かつ批判的に意見を述べることが期待される。ハンドアウトも作成・配布してもらう。聞き手の学生も、必ず論文を読み、質問を準備し、議論への活発な参加が期待されている。
授業・議論への参加、発表(ハンドアウトを含む)、課題を総合的に評価。
特定の教科書は用いず、随時資料などを配布する。
授業の中で随時紹介していく。
初回の授業で、今学期必要とされる基本的な概念や現象を紹介するため、必ず出席すること。