東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
ことばは時とともに変化して行く。言語変化はどのように、またなぜ起こるのだろうか。本授業では、言語変化のHOWとWHYに焦点を当て、様々な事例をおもに英語から紹介し、さらに言語変化に見られる普遍性や方向性のものついても考えていく(もちろん言語変化においてWHYの問題に関しては必ずしも答えが出るとは限らないが)。また、ある言語について歴史的な知識を持つことが、その言語の現在の様態へのより深い理解に繋がることも示していければと思う。扱う言語は、担当教員の専門である英語が中心となる。
授業で扱う予定のトピック
・言語を通時的な視点から見ることの意義
・言語変化の実例(音韻変化、形態
・文法変化、意味変化)
・歴史言語学(印欧比較言語学)
・言語変化の過程:言葉はどのように変化するのか
・言語変化の原因:言葉はなぜ変化するのか
講義形式だが、課題などを課すことによって受講者の積極的な参加を促したい。
課題およびレポートまたは期末試験による。
特定の教科書は用いず、随時資料などを配布する。
授業の中で随時紹介していく。
受講者の積極的な参加を求める。