東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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言語習得論演習I (文法のdynamiciyとfictivity:Cognitive Grammarの観点から)

  • 科目コード(修士): 31M200-1310A
  • 科目コード(博士): 31D200-1310A
  • 開講学期: A1A2
  • 曜限: 木曜2限 Thu 2nd
  • 教室: 駒場8号館 8-206
  • 単位数: 2
  • 担当教員: 坪井 栄治郎

授業の目標・概要

LangackerのCognitive Grammarは元々一般性の高い枠組み・道具立てで言語現象を捉えようとする志向性が強いが、Cognitive Grammarの分析概念としてよく知られたもの(e.g. subjectification)などについても、従来の考え方を見直すことでより広範な言語現象を統合的に扱おうとすることが試みられている。この授業では、Cognitive Grammarの枠組みでdynamicityとfictivityという観点からどのような現象がどのように扱われるのかを見ていく。

授業のキーワード

  • 認知文法、主観化、焦点連鎖
  • Cognitive Grammar
  • subjectification
  • focus chain
  • 参加者

授業計画

Langacker (2008) Cognitive Grammar: A Basic Introduction, Chapter 14 “Engaging the World”および(Langacker以外の研究者によって書かれたものも含めて)それに関連する文献もあわせて読む予定だが、詳しいことは初回授業時に扱う予定の文献を紹介し、参加者と相談の上決める。)

授業の方法

担当者による指定文献の内容要約・コメントに基づく演習形式。

成績評価方法

授業への貢献度と期末レポートを合わせて総合的に評価する。

教科書

Ronald W. Langacker. 2008. Cognitive Grammar: A Basic Introduction, Oxford University Press. (直接読むのは一部だけだが、関連参照箇所が多く含まれることになると思われるので、履修者は各自購入しておくこと。これ以外のものはマスターコピーを用意するか、downloadできるURLを紹介する。

参考書

授業中に適宜指示する。

履修上の注意

履修を考えている場合には必ず初回授業に参加すること。