東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1

TEL: 03-5454-6376

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言語態分析I (ヘンリー・デイヴィッド・ソローの『森の生活』を読む Henry David Thoreau's Walden)

  • 科目コード(修士): 31M200-0931S
  • 科目コード(博士): 31D200-0931S
  • 開講学期: S1S2
  • 曜限: 水曜3限 Wed 3rd
  • 教室: 駒場8号館 8-321
  • 単位数: 2
  • 担当教員: 吉国 浩哉

授業の目標・概要

ヘンリー・デイヴィッド・ソローは19世紀中頃のアメリカ合衆国を舞台にしてさまざまな活動を行った人物である。彼の主著『森の生活』は、ニューイングランドの人里離れた池(Walden Pond)で繰りひろげられた(ほぼ)自給自足の生活の記録である。彼はある日決意して、文明に頼らずにどこまで生活できるかを実際に小屋を建ててそこに移り住むことによって実験したのである。そのような企図をもって書かれたその記録は、文明を外から眺めているものの視線ゆえに、われわれに対して、何が本当に必要で,何が必要ではないのか、生活にとって何が本質的で,何が本質的ではないのか、などの問いを投げかけてくるだろう。しかし、そうはいっても哲学書ではないので、テクストのほとんどは生活するための日々の仕事や周囲の自然観察で埋め尽くされている。 【初回(4/11)の授業に必ず出席すること。やむを得ず欠席する場合は、連絡すること】

授業のキーワード

  • ソロー アメリカ文学
  • Thoreau
  • American Literature
  • Nature Writing
  • 授業開始時

授業計画

詳細なスケジュールは授業開始時に配布するが、おおむね一週間で一章のペースで読んでいく。 そのほか授業の進展によっては「市民的不服従」「ケープ岬」「メーンの森」など、ソローの他の著作も読むかもしれない。

授業の方法

講義ではなく演習形式。発表とディスカッションによる授業。テクストを事前に読んでくることとぎろんにせっきょく議論に積極的に参加することが求められる。

成績評価方法

授業内でのパフォーマンス、発表、期末レポートを総合的に評価する。 欠席4回で期末レポートを書く権利を喪失する。

教科書

特に指定はしないが、ノートン版を推奨する。 http://books.wwnorton.com/books/webad.aspx?id=11701

参考書

授業中に指示する。

履修上の注意

初回(4/11)の授業に必ず出席すること。やむを得ず欠席する場合は、連絡すること 欠席4回で期末レポートを書く権利を喪失する。