ヘンリー・デイヴィッド・ソローは19世紀中頃のアメリカ合衆国を舞台にしてさまざまな活動を行った人物である。彼の主著『森の生活』は、ニューイングランドの人里離れた池(Walden Pond)で繰りひろげられた(ほぼ)自給自足の生活の記録である。彼はある日決意して、文明に頼らずにどこまで生活できるかを実際に小屋を建ててそこに移り住むことによって実験したのである。そのような企図をもって書かれたその記録は、文明を外から眺めているものの視線ゆえに、われわれに対して、何が本当に必要で,何が必要ではないのか、生活にとって何が本質的で,何が本質的ではないのか、などの問いを投げかけてくるだろう。しかし、そうはいっても哲学書ではないので、テクストのほとんどは生活するための日々の仕事や周囲の自然観察で埋め尽くされている。 【初回(4/11)の授業に必ず出席すること。やむを得ず欠席する場合は、連絡すること】
詳細なスケジュールは授業開始時に配布するが、おおむね一週間で一章のペースで読んでいく。 そのほか授業の進展によっては「市民的不服従」「ケープ岬」「メーンの森」など、ソローの他の著作も読むかもしれない。
講義ではなく演習形式。発表とディスカッションによる授業。テクストを事前に読んでくることとぎろんにせっきょく議論に積極的に参加することが求められる。
授業内でのパフォーマンス、発表、期末レポートを総合的に評価する。 欠席4回で期末レポートを書く権利を喪失する。
特に指定はしないが、ノートン版を推奨する。 http://books.wwnorton.com/books/webad.aspx?id=11701
授業中に指示する。
初回(4/11)の授業に必ず出席すること。やむを得ず欠席する場合は、連絡すること 欠席4回で期末レポートを書く権利を喪失する。