東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
中国の伝統的学問である漢語音韻学の基礎と、その知識に基づいた古代漢語の音韻の考究について学習します。
1.漢語音韻学の概説書(日本語、中国語もしくは英語で記されたもの)を輪読し、漢語音韻学の分析方法を学習します。
2.1で得た知識に基づき、古代漢語(中古音、上古音)について述べられた論著(日本語、中国語もしくは英語で記されたもの)に対する批判的考察を行います。
演習形式を採用します。所定の文献に基づいて授業を進めます。輪読する文献で述べられている重要な箇所については教員が解説を行いますが、問題点については受講者相互の積極的な議論を歓迎します。そのため、受講者各位には文献を予め読解し、そこに見られる問題点だけでなく、関連する事象や論考まで調べて授業に臨んでもらいます。
平常点を重視します。
授業中に指示します。
沖森卓也、笹原宏之(編)『日本語ライブラリー 漢字』朝倉書店、2017年(ISBN: 4254516177)。 小泉保『改訂 音声学入門』大学書林、2003年(ISBN: 9784475018630)。
連絡事項などは「関連ホームページ」に記します。