東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1

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言語記号分析II (言語記号分析Ⅱ:談話と文法のインターフェイス (12) )

  • 科目コード(修士): 31M200-0100S
  • 科目コード(博士): 31D200-0100S
  • 開講学期: S1S2
  • 曜限: 金曜4限 Fri 4th
  • 教室: 駒場8号館 8-317
  • 単位数: 2
  • 担当教員: 森 芳樹

授業の目標・概要

意味論と、その他部門へのインターフェイスを問題にする。意味論・語用論(実用論)を考察の中心に据えるということは、一般にコンテクストと呼ばれる文脈情報、談話情報と文法情報の相互干渉を認知と認識のレベルで問題にすることだと思う。このレベルで、一方では理論を使いながら個別言語から「言語」の探求を行い、他方では言語理論の知識を用いながら具体的な作業を行い個別言語の理解を深めていきたい。重点分野としてはAspect/Tense/ModalityやInformation Structureを考えている。今学期は疑問文や命令文などの文ムードを重点的に取り上げたいが、参加者の希望なども聞きながら扱うテーマ、論文などを決めていきたい。

授業のキーワード

  • 談話意味論
  • 文ムード
  • 談話構造
  • 意味・認知インターフェイス
  • 意味・統語インターフェイス

授業計画

参加者は担当論文についてのレポートを行う。

授業の方法

最初に参加者のテーマ設定を進めながら、関連のテーマに取り組むためのきっかけとなる論文を読み進める。同時に、参加者は素材となる対象言語と対象となる言語現象を決めて、記述的な提示と取り上げるアプローチについての特性についての考察を行う。個別言語の特性と一般言語学的な関連性の議論も行うことになる。

成績評価方法

授業への積極的な参加、授業レポートの担当、書面レポートの提出。

教科書

参加者の意見なども取り入れながら、授業中に指示する。

参考書

授業中に指示する。

履修上の注意

成績評価にも書いたように、授業への積極的な参加、授業レポートの担当、書面レポートの提出を求める。