東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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翻訳理論II (ネルヴァル「散策と回想」を読む)

  • 科目コード(修士): 31M200-0080A
  • 科目コード(博士): 31D200-0080A
  • 開講学期: A1A2
  • 曜限: 月曜4限 Mon 4th
  • 教室: 文学部3号館 仏文研
  • 単位数: 2
  • 担当教員: 野崎 歓

授業の目標・概要

ジェラール・ド・ネルヴァルの「散策と回想」(1854年12月から1855年2月まで、「イリュストラシオン」に掲載)は、ジャーナリズムのただなかで内的探求の途を探った詩人の最後の試みである。ささやかなエッセーの体裁のもと、旅と記憶という二つの大きな主題を包含するテクストを精読するとともに、作品が書き込まれたコンテクストを考察し、19世紀半ばにおいて「私」のエクリチュールがもちえた可能性を考える。

授業のキーワード

  • ネルヴァル、旅、記憶、私、一人称
  • Nerval
  • Journey
  • Memory
  • I

授業計画

「イリュストラシオン」紙の初出テクストにもとづき、「回想と散策」を精読する。

授業の方法

毎回担当者を決めての講読形式による。

成績評価方法

平常点およびレポート。

教科書

コピーによる。

参考書

適宜指示する。

履修上の注意

特になし。