明治時代の作家、国木田独歩の初期作品から晩年作品まで、幅広く読んでいく。独歩文学を練習台として使いながら、テクスト分析力と文章力を高めていく。
I. イントロダクション II. 国木田独歩「たき火」、「星」、「源叔父」 III. 国木田独歩「武蔵野」、「忘れえぬ人々」 IV. 国木田独歩「河霧」、「帰去来」 V. 国木田独歩「少年の悲哀」、「春の鳥」 VI. 国木田独歩「空知川の岸辺」、「牛肉と馬鈴薯」 VII. 国木田独歩「画の悲しみ」、「号外」 VIII. 国木田独歩「鹿狩り」、「非凡なる凡人」 IX. 国木田独歩「富岡先生」、「鎌倉夫人」 X. 国木田独歩「郊外」、「竹の木戸」 XI. 国木田独歩「運命論者」、「酒中日記」 XII. 国木田独歩「疲労」、「窮死」 XIII. 期末エッセイガイダンス XIV. 期末エッセイガイダンス XV. ワークショップ
最初の十数週間は受講者によるプレゼンテーションとディスカッションによって独歩の主要なテーマ、文体の変容、明治30年代、40年代の文化背景を考える。その後、受講者は期末エッセイ執筆に向けて各自で研究テーマを決め、先行研究と参考文献などを調べはじめる。XIVまでに草稿を提出し、ほかの受講者と教員からフィードバックを得てエッセイを修正し、授業終了後1週間以内に提出する。
参加度、プレゼンテーションおよび期末エッセイを総合的に評価する。
授業で配布する
USTEP生のご参加を歓迎します。