東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
日常の言語使用の背後には非常に精緻な文法の体系があり,母語話者はその体系を無意識のうちに獲得して駆使している。具体的な言語現象の分析を通して,どのような規則・原則があるのかを探り,その規則・原則が心理的に実在していると言えるのかを検証する心理言語学・神経言語学的実験研究を紹介する。
1.言語の処理,連濁1
2.連濁2,屈折1
3.屈折2,英語の受け身1
4.英語の受け身2,日本語の受け身1
5.日本語の受け身2,使役1
6.使役2,壁塗り交替1
7.壁塗り交替2,まとめ
以下の(1-2)を授業後半に行い,(3)は自宅学習,(4)を翌週の授業前半に行う。 (1)グループディスカッション:英語や日本語のデータを用いて,どのような規則・原則が働いているかを検討する (2)プレゼンテーション:グループで話した内容を発表する (3)論文講読:グループディスカッションのテーマに関連する論文を自宅で読む (4)プレゼンテーション:翌週,読んできた論文の内容を担当グループが発表し,議論を行う
毎回の授業参加と,期末の小論文により,総合的に評価する。
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