東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1

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言語構造論特殊演習 (ドイツ語学入門)

  • 科目コード: 08C1556
  • 開講学期: A1A2
  • 曜限: 水曜2限 Wed 2nd
  • 教室: 駒場8号館 8-112
  • 単位数: 2
  • 担当教員: 稲葉 治朗

授業の目標・概要

ドイツ語は英語と同じく西ゲルマン語群に属し、当然のことながら、英語との共通点を多く持つ言語である。(外国語としてのドイツ語を学ぶ際には、既知の英語とに相違点の方に目が向いてしまいがちであるが。)その一方でドイツ語は、歴史的には何の関係もない日本語とも、文法的側面においていくつかの共通点を持っている。そうしたドイツ語に関して、主に文法的側面を中心に概観する。併せて、可能であれば、ドイツ語で書かれた言語学のテクストを読む訓練もしたい。

授業のキーワード

  • ドイツ語、対照言語学、文法
  • 日本語
  • ドイツ語
  • 言語学
  • 外国語

授業計画

授業の方法

詳細は受講者の関心や希望、およびドイツ語を(どの程度)理解できるかどうかを基に考えたいが、おおよそ以下のことを予定している: ・ドイツ語の文法的な側面の概観(特に英語や日本語などと比較対照しながら)。 ・ドイツ語を言語としてある程度学んでいる受講者に関しては、ドイツ語で書かれた言語学のテクストを読むことに慣れる訓練(言語学の用語やドイツ語一般のトレーニングも含む)。 ・場合によっては、受講者の関心や専門(言語)に基づいて、関連するテーマについて発表してもらう。

成績評価方法

授業への積極的な参加、発表/レポート/試験、など。

教科書

受講者の専門や関心に基づいて、必要に応じて授業の際に指示する。

参考書

吉田光演他 (2001) 『現代ドイツ言語学入門』 大修館書店 西本美彦&河崎靖 (2013) 『ドイツ語学を学ぶ人のための言語学講義』 現代書館 Pittner, K. & J. Berman (2010) Deutsche Syntax. Tuebingen: Narr. Duerscheid, C. (2010) Syntax. Goettingen: Vandenhoeck & Ruprecht. その他、必要に応じて授業の際に指示する。

履修上の注意

受講者は、ドイツ語学習歴があることが望ましい。 積み上げ式の勉強が必要な分野なので、なるべく欠席しないこと。 (欠席した場合は、その分を自分でフォローして、次の授業に臨むこと。) インターアクティブな授業にしたく、積極的・自発的な発言を求めます。