東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
三島由紀夫の初期から中期にかけての代表作『仮面の告白』『禁色』『鏡子の家』を、主にヨーロッパ文学研究者でもあった同時代の批評家たちからの反応と重ねつつ読む。扱う予定の批評家は以下の通り。神西清、花田清輝、寺田透、福田恆存、吉田健一、村松剛、江藤淳、磯田光一、澁澤龍彦、塚本邦雄。
1.イントロダクション
2.『仮面の告白』小説討議
3.『仮面の告白』小説討議
4.『仮面の告白』批評討議
5.『仮面の告白』批評討議
6.『禁色』小説討議
7.『禁色』小説討議
8.『禁色』批評討議
9.『禁色』批評討議
10.『鏡子の家』小説討議
11.『鏡子の家』小説討議
12.『鏡子の家』批評討議
13.『鏡子の家』批評討議
14.『鏡子の家』批評討議
15.まとめ
演習形式(担当者が課題テキストについて発表した後、講師の解説、参加者での討議を行う)。
平常点(70パーセント、発表に対する評価を含む)+学期末レポート評価(30パーセント)
上記3つの小説は新潮文庫版で各自入手すること。
批評テキストについては適宜PDFファイル等で配布。
井上隆史他編『混沌と抗戦―三島由紀夫と日本、そして世界』(水声社、2016年)