東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
主観性/主体性と他動性についての最近の研究についての理解を深めることを目標とする。
最近出版された次の二つの論文集に収録されている論文またはそれに関わるテーマを参考にして、それれらに関連する論文を適宜選んで読んでいく。
1: 中村芳久・上原聡(編) (2016)『ラネカーの(間)主観性とその展開』,開拓社.
2: T. Kageyama and W.M. Jacobsen (eds.)(2016) Transitivity and Valency Alternations, Berlin: De Gruyter Mouton.
1については、主にsubjective change/motionおよびそれに関わる範囲でのsubjectivityに関わる事柄について論じている論文(1に収録されていないものを含む。)を読む予定。具体的には、Sweetser、松本曜、本多啓、廣瀬幸生各氏の個別テーマについての論文を想定している。2については、2に収録されているJacobsen論文、Matsumoto論文、Kageyama論文、Shibatani論文が候補になる。
初回授業時に具体的に何を選ぶか決めるので、履修を考えている場合には必ず初回授業に参加すること。
担当者による発表に基づく演習形式で行う。
授業への貢献度と期末レポートによる。
マスターコピーを用意する。