呉語の音韻・語彙・文法について,共時的視点と通時的視点から考察を行う。
呉語について記された十九世紀の文献(欧文で記されたもの)を輪読し,音韻や語彙・文法について分析を行うと共に,著者の言語観についても考察を行う。
重要箇所については教員が解説を行う。しかし,教科書の解読は受講者の中から毎回担当者を決めて報告してもらい,他の受講者との間で議論を行ってもらう。そのため,受講者各位には教科書として取り上げる文献を予め読み,次の作業を行った上で授業に臨んでもらいたい。
1.教科書の欧文を漢字に転写する。
2.教科書に現れる特徴的な語について,(a)同時期の呉語について記した他の文献,(b)白話文で記された明清期の文学作品,を調べる。
3.呉語や官話の史的変遷について論じた学術論文を参照する。
教科書以外の文献を調べて授業で報告を行ってもらうなど,平常点を重視する。
教科書以外の文献を調べて授業で報告を行ってもらうなど,平常点を重視する。
授業時間中に指示する。授業中に指示できなかったものは,下記のホームページで紹介する。
なお,韻書や韻図を利用する可能性も有るが,
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/ho04/ho04_01757/
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/ho04/ho04_00377/
で原典に目を通して欲しい。
連絡事項なども下記のホームページにて行う。
なお,この授業は漢字音に関する専門的な知識を前提とする点,留意されたい。