東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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異文化コミュニケーション論II(はじめて学ぶ社会言語学:ことばのバリエーションを考える)

  • 科目コード(修士): 31M200-0620S
  • 科目コード(博士): 31D200-0620S
  • 開講学期: S1, S2
  • 曜限: 火(Tue)5 [16:50-18:35]
  • 教室: 18号館 18号館メディアラボ2
  • 単位数: 2.0
  • 担当教員: 松本 和子

授業の目標・概要

本演習では、主に共時的な視点から言語のヴァリエーション(変異)と変化への理解を深めていく。具体的には、既存のコーパスや方言地図、個人研究者がインターネットやフィールドワークを基に集めたデータをどのように分析し、結論に導くのか等を議論しながら理解を深めていく。同時に、社会言語学の研究で用いられる「apparent-time(見かけ上の時間)分析」や「real-time(経年)分析」、統計的手法、スタイルへの理解も深めていく。

授業のキーワード

  • 変異理論を用いた社会言語学
  • 見かけ上の時間調査
  • 経年調査
  • コーパス
  • スタイル

授業計画

 

授業の方法

本演習は、学生主体の輪読・議論を中心に進める形式とする。輪読に関しては、予めディスカッションリーダーを決め、担当箇所を準備してもらう。発表では、内容を把握したうえで要約し、かつ批判的に意見を述べることが期待される。ハンドアウトも作成・配布してもらう。聞き手の学生も、必ず文献を読み、質問を準備し、議論への活発な参加が期待されている。

成績評価方法

授業・議論への参加、発表(ハンドアウトを含む)、課題、試験を総合的に評価。

教科書

日比谷潤子 (2012)『はじめて学ぶ社会言語学』ミネルヴァ書房.

参考書

授業の中で随時紹介していく。

履修上の注意