東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
19世紀末から20世紀初頭の「開化思想」をはじめとする近代朝鮮の政治思想を、日本のそれとの関係性・比較の観点から考察する。Sセメスターは兪吉濬を中心に、Aセメスターは申采浩を中心に扱う予定である。
1.朝鮮近代の政治思想と日本の関係について、基本的な研究文献を読む。
2.朝鮮とかかわりを持った日本の知識人の思想に関する研究文献を読む。
3.重要な史料を講読し、内容について議論する。
演習の方法による。毎回発表者を決め、発表と討論を行う。
授業での発表と期末のレポートによる。
授業開始時に指定する。
月脚達彦訳注『朝鮮開化派選集』平凡社(東洋文庫)、2014年 月脚達彦『福沢諭吉と朝鮮問題』東京大学出版会、2014年 月脚達彦『朝鮮開化思想とナショナリズム』東京大学出版会、2009年