東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
「言語能力」「言語習得」の本質についてとらえなおしを行い,このテーマについて,受講者各自の明確な見識を構成できるようにすることを目標とします。
(1)これまで受けた言語教育の振り返り
(2)第二言語習得に関する諸理論に関する検討
(3)学習者コーパスから見る言語習得プロセス
(4)バイリンガリズム,年少者の言語習得
(5)語用論的能力の習得
(6)言語教育観・言語能力観の変遷
(7)「学び」についてのパラダイムシフト
(8)〈新しい能力〉に対する批判的検討
講義・ディスカッション・グループワーク・プレゼンテーション等
授業への参加状況(授業内での提出物・プレゼンテーション等含む)40%,最終レポート60%
特にありません。必要あれば適宜授業内で指示します。
特にありません。必要あれば適宜授業内で指示します。
この授業に参加するために特別な予備知識は必要ありません。一人一人の学生がすでに持っているものをそれぞれ提示し,話し合いを行う過程において他者から学び,お互いの考えを調整しながら,自分たちなりの新しい概念を形成していくことを目指しています。言語形式というより,言語を用いた活動のあり方に関心を寄せる学生にとって有益と考えています。