人文社会科学における韓国研究の論文執筆に関して、過去の先輩たちの実体験に基づいて、具体的にどのような問題意識を持ち、それをどのように博士論文という形で具体化したのか、そのプロセスを本人の言葉から知ることにより、自分の修士論文および博士論文の執筆に向けた知見を獲得することを目標とする。具体的には、博士論文を執筆したばかりの何人かのゲストスピーカーを招き、どのようなきっかけで博士論文に関する問題意識を獲得するに至ったのか。また、それを具体的な論文の形にするために、どのような計画を立て、取り組んだのか。さらに、その課程でどのような困難があり、それをどのように克服したのかなどの話をしてもらったうえで、それを自分の取り組みに活かしていく。
授業計画
①4.8(金) 【木宮正史】ガイダンス
②4.15(金) 【金伯柱】朝鮮半島研究のアイデンティティ
③4.22(金) 【金伯柱】朝鮮半島と国際政治:歴史
④5.06(金) 【金志英】朝鮮半島と国際政治:理論
⑤5.16(月) 【河炅珍】文化研究
⑥5.20(金) 【孫斉勇】比較政治(日韓比較)
⑦5.27(金) 【権聖柱】日韓関係(歴史認識問題)
⑧6.10(金) 【上原こずえ】フィールドワーク(沖縄事例)
⑨6.17(金) 【高賢來】米韓関係
⑩6.24(金) 【崔慶嬉】北朝鮮研究
⑪7.1(金) 【木宮正史】研究プロポーザルの発表1
⑫7.8(金) 【木宮正史】研究プロポーザルの発表2
⑬7.15(金) 【木宮正史】まとめ
前半部分は講義、後半部分は演習形式を予定している。
発表と学期末レポートによる。期末レポートは自らの専門及び問題関心に関する研究プロポーザルが望ましい。長さは4000字前後、提出期限は追って指示する。
使用しない。毎回プリントを配付する。
授業中に指示する。
授業ではITC-LMSを使用するので、各自、登録して使用できるようにしておくこと。