東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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言語態分析演習III(イギリスの歴史小説を読む)

  • 科目コード(修士): 31M200-1030S
  • 科目コード(博士): 31D200-1030S
  • 開講学期: S1, S2
  • 曜限: 火(Tue)4 [14:55-16:40]
  • 教室: 7号館 762教室
  • 単位数: 2.0
  • 担当教員: 武田 将明

授業の目標・概要

近代文学史において歴史小説を確立したとされるウォルター・スコットの作品に始まり、近年の話題作ヒラリー・マンテルの『ウルフ・ホール』に至る作品を読みながら、歴史と小説との相補的な関係、および近代文学における歴史小説の意義を考察する。

授業のキーワード

  • イギリス文学
  • アメリカ文学
  • 歴史小説

授業計画

以下の作品を読む。
Walter Scott, "Waverley" (1814), Charles Dickens, "A Tale of Two Cities" (1859), Virginia Woolf, "Orlando" (1928), Hilary Mantel, "Wolf Hall" (2009).
英語で読むことを推奨するが、いずれも翻訳を入手できるので参照しても構わない。

授業の方法

精読よりも多読を目的とした授業である。毎回受講者による報告を中心に演習形式で授業をおこなう。
授業内では、ルカーチの『歴史小説論』をはじめ、批評文献にも適宜言及する。
初回授業時にガイダンスをおこなう。

成績評価方法

授業内での報告と期末レポートをもとに成績を評価する。レポートは8000字程度(引用含む、文献表は含まない)で、授業時に扱った作品を中心に歴史小説に関する見解を論じること。

教科書

原書のなかには入手に時間のかかるものもあるようなので、あえて版は指定しない。報告者はそれを踏まえて分かりやすく話すよう工夫すること。

参考書

 

履修上の注意