東京大学大学院総合文化研究科
言語情報科学専攻
Language and Information Sciences, University of Tokyo
昨年度に引き続き、以下のテーマで授業を行う予定。学期の最後の数回は、より幅広く、詩のことばについて考える回を設けたい。
詩のことばとは何か。日本近代の歴史の狭間に綴られた詩篇の中から、とりわけ戦争の時代(それに先立つ言論抑圧の時期も含む)における詩人の活動に着目する。いわゆる戦争詩の読み直しを試みると同時に、同時代言説への抵抗の痕跡を示す詩も取り上げる予定。歴史の流れの中にかき消されてきたそれらの詩人の声に改めて耳を傾けてみたい。
テクスト分析を中心に授業を進める。
授業参加及び期末レポート