東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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言語態分析演習I(イタリア文学講読−トルクヮート・タッソ、『解放されたイェルサレム』を読む−)

  • 科目コード(修士): 31M200-1011A
  • 科目コード(博士): 31D200-1011A
  • 開講学期: A1, A2
  • 曜限: 金(Fri)3 [13:00-14:45]
  • 教室: 8号館 8-208
  • 単位数: 2.0
  • 担当教員: 日向 太郎

授業の目標・概要

トルクヮート・タッソTorquato Tassoの『解放されたイェルサレム Gerusalemme Liberata』は、イタリア内外を問わずヨーロッパ文学に多大な影響を及ぼしたと思われる。しかし、そのような重要性に見合った研究が(もちろん優れた研究成果は少数ながら存在するが)日本において行なわれて来たとは言い難い。最近岩波文庫に邦訳が加わったことは、誠に喜ばしい限りであるが、これも抄訳にとどまる。本授業の目的は、原典精読の機会をつくり、16世紀の韻文作品に親しむことである。

授業のキーワード

  • トルクヮート・タッソ
  • 『解放されたイェルサレム』
  • ルネサンス文学

授業計画

Gerusalemme Liberataの第8歌の冒頭から読む。一回につき8~9連を読むことを目標とする。本作品は、古典文学の影響を大いに受けているから、随時注釈を読みながらそのことを確認する。古典語はできるにこしたことはないが、受講の必須条件ではない。

授業の方法

講読を基本として、授業担当者が随時解説を加える。

成績評価方法

平常点。

教科書

プリントを随時配布する。

参考書

タッソ『エルサレム解放』(アルフレード. ジュリアーニ編、鷲平京子訳)、岩波文庫(赤710-2)
その他は、開講時に指示する。

履修上の注意