東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

Language and Information Sciences, University of Tokyo

東京大学大学院総合文化研究科

言語情報科学専攻

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宇佐美 洋 / Usami Yo (准教授)

専門分野

評価論・言語能力論・コミュニケーション教育。ひとは社会生活の中で,他者の(また自らの)言語運用について,「いい」とか「悪い」とか,「好き」とか「嫌い」とかの「評価」をしながら生きています。その評価のあり方はどのように多様であり得るのか,そうした多様性はいかにして生まれてくるのか,かつ,そのように多様な評価価値観を持つ人々が,同じ社会の中でよりよく共生していくためにはどのような教育システムが必要なのか。こうしたテーマについて,日々考察を行っています。

業績

著書

  • 『「評価」を持って街に出よう ―「教えたこと・学んだことの評価」という発想を超えて』, くろしお出版, 2016, 編著.
  • 『「非母語話者の日本語」は、どのように評価されているか--評価プロセスの多様性をとらえることの意義』, ココ出版, 2014, 単著.

論文

  • 「分断から統合へ―人間同士の協働を目指す「専門日本語教育」―」, 『専門日本語教育研究』16号, 3-8, 2014, 単著.
  • 「文章の評価観点に基づく評価者グルーピングの試み-学習者が書いた日本語手紙文を対象として-」, 『日本語教育』, 147号, 112-118, 2010, 単著.
  • 「実行頻度からみた「外国人が日本で行う行動」の再分類―「生活のための日本語」全国調査から―」, 『日本語教育』, 144号, 145-156, 2010, 単著.
  • 「「生活場面で必要となる日本語書きことば」に対する母語話者の評価―どういう場合に,なぜ評価はばらつくのか―」, 『待遇コミュニケーション研究』, 6号, 33-46, 2009, 森篤嗣,吉田さちとの共著.
  • 「「外国人が書いた日本語手紙文」に対する日本人の評価態度の多様性―質的手法によるケーススタディ―」, 『社会言語科学』, 12巻1号, 122-134, 2009, 森篤嗣,吉田さちとの共著.
  • 「学習者の日本語運用に対する、日常生活の中での評価:個人の「評価観」の問い直しのために必要なこと」, 『日本言語文化研究会論集』(政策研究大学院大学・国際交流基金日本語国際センター・国立国語研究所), 4号, 19-30, 2008, 単著.

国際シンポジウム

  • 「「外国人にわかりやすい文書」を書くための配慮―「「やさしい日本語」の作成ルール」の効果とその活用―」, カナダ日本語教育振興会2014年度年次大会(カナダ・Best Western Ville-Marie Hotel & Suites, 2014/8/20.
  • 「母語話者・非母語話者間の対話における他者への配慮とその評価」, 第21回プリンストン日本語教育フォーラム(米国・プリンストン大学), 2014/5/11.
  • 「自らの評価価値観を内省するための活動 ―評価の個別性を尊重するところから始まる新しい教育観―」, 第17回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム(スペイン・コンプルテンセ大学),2013/9/7.
  • 「評価の「個人差」に着目することの意味-より深い自己認識につなげるための評価論-」, 13th International Conference of EAJS(エストニア・タリン大学), 2011/8/25, 田中真理・徳井厚子との共同発表.
  • 「日本語学習者の書いた謝罪文に対する日本語教師の評価態度―質的分析によるその多様性の解明―」, 第11回フランス日本語教師会シンポジウム(フランス・インサ工科大学), 2010/5, フランス日本語教師会.

その他の業績

  • 「集団の対照から個人の対照へ―個人が持つ価値観の多様性に着目する意味―」, 2016年 第9回日本語教育シンポジウム 基調講演(モンゴル・日本人材開発センター), 2016/3/11, 国際交流基金.
  • 『「評価」を持って街に出よう』出版記念シンポジウム 主催(東京大学), 2016/1/10.
  • 「生きることの問い直しとしての「評価」―自己と他者を知るための手がかりとして―」, 日本言語文化研究会 第11回コロキアム 招待講演(政策研究大学院大学), 2015/7/8,日本言語文化研究会(政策研究大学院大学・国際交流基金日本語国際センター).
  • 「評価について考える」, 2014年度 日本語教育研修(夏季集中研修)講師担当, 2014/8/9-10, 日本語教育学会.
  • 「日本語の能力は 1 本の物差しで測れるか? ―価値観が多様化する中で,「評価」について考える―」, 平成26年度日本語学校教育研究大会, ワークショップ担当, 2014/8/5, 一般財団法人日本語教育振興協会.
  • 「理解・産出・場・評価―価値観交錯のダイナミズムを読み解くー」, 待遇コミュニケーション学会2013年秋季大会,基調講演, 2013/10/26, 早稲田大学.

受賞

  • 日本語教育学会 第9回日本語教育学会奨励賞, 2011/5.
  • 日本語教育学会 第6回日本語教育学会林大記念論文賞,2011/5.